環境にやさしい「紙」パッケージ
近年、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指した取り組みが多くの企業で進んでおり、その中でも注目されているのが「紙」ドライラミネート技術です。これは、紙にバリア性や耐水性を持たせることで、従来のプラスチック素材に代わるパッケージ素材として期待されています。
多くの消費者がパッケージで見かける「紙」マークは、紙の重量比が51%以上の製品に表示されます。このマークは、紙を主体とした複合素材にも付けられるため、環境への配慮を示す指標として重要な役割を果たしています。2001年4月に施行された「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づき、このような表示が義務付けられ、消費者がより簡単にエコな選択をできるようになりました。
「紙」パッケージで企業イメージアップ
また、消費者の「脱プラ」意識の高まりに伴い、紙製パッケージは「エコ」なイメージを持つ製品として人気が急上昇しています。特に日用品や消費財の分野では、環境に配慮した商品が選ばれる傾向が強まり、企業のブランドイメージ向上にもつながっています。
東邦樹脂工業では、業界内でも珍しい「紙」専用のドライラミネート機を運用しており、この技術を活かしたパッケージで製品の魅力を高めています。環境に優しい製品は、今後さらに企業の競争力を高める要素として重要視されるでしょう。