ドライラミネートで用いる接着剤[エステル系・エーテル系の違い]

ドライラミネートに用いられる接着剤

ドライラミネートに用いられる接着剤

接着剤にはさまざまな種類があり、包装用途によって適切な選択が求められます。特に食品包装では、包装材に求められる機能や性能が異なるため、接着剤の選択は非常に重要です。ここでは、代表的なエステル系とエーテル系の接着剤についてご紹介します。

ドライラミネートで用いる接着剤①エステル系接着剤

エステル系接着剤は、高い接着強度と優れた耐熱性を特徴としています。

このため、特にレトルト食品や高温処理が必要な包装に適しています。例えば、ボイル用途(98°C以下)やレトルト加工(120°C以上)といった高温条件でも安定して使用でき、PET/PETのような高耐熱性を要する構成にも対応可能です。

レトルト食品や耐熱性が求められるパッケージでよく使用されるため、厳しい条件下でもパッケージの信頼性を保つことができます。

ドライラミネートで用いる接着剤②エーテル系接着剤

一方、エーテル系接着剤は、比較的低温での使用に適し、汎用性が高いのが特徴です。

乾燥や硬化が速く、効率的な包装プロセスが求められる現場で重宝されています。

一般的な食品包装や軽包装材に広く使用され、OP・PET/CPPやOP/OPといった構成にも対応します。特に、コスト効率を重視する場合や、包装される製品に極端な耐熱性が求められない場合に最適です。

東邦樹脂工業ではエステル系・エーテル系どちらにも対応します

東邦樹脂工業では、エステル系・エーテル系のどちらの接着剤も取り扱っており、包装される製品の特性や製造プロセスの要件に応じて最適な構成をご提案いたします。

耐熱性、コスト効率、製造プロセスなど、さまざまな要件に応じたパッケージソリューションを提供していますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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