ライフスタイルや価値感の多様化に伴い、生活を取り巻く商品も多種多様に変化を遂げています。
このような変化は、商品を包む包装材の多様化・高機能化という、更なる変化をもたらしました。
商品の保護・保存・密封といった基本性能に加え、現在では補強・防湿・保香・耐油・耐蝕・耐煮沸・殺菌など、包装材には様々な機能が求められるようになりました。
例えば、水滴がかかる状態で展示・使用される商品のパッケージには耐水性が求められ、直射日光を避けられない環境では、耐候性やUVカットが要求されます。更に「いのち」に関わる医療分野では、まず安全性と衛生性が求められ、手術時や看護時には機能性、そして誤認を防ぐための視認性も求められます。
このように様々な機能が求められる一方、近年では環境保護への関心の高まりもあり、美観や経済性・機能性に加え、環境に配慮した包装材も重要視されるようになりました。
これらの全てを克服しつつ、機能的な包装材をご提供することが、包装メーカーに求められています。
東邦樹脂工業株式会社は1960(昭和35)年に創立以来、包装の専門メーカーとして業界の発展とともに着実に歩んでまいりました。
その根底にあるのは「包む」ことへの情熱です。
全社員がこの情熱の下、常に時代が求めるニーズを的確に把握し、技術の研鑽に励むとともに、最新鋭の機種を導入し、お客様にご満足頂ける包材をご提供しております。当社が作る包材は様々な分野でご利用頂き、商品を「包む」ことを通して、皆様の生活の一部を支えています。
今後も、より付加価値の高い包装材が要求され、ますますの技術向上が必要になると思われます。
私たちは「包むこと」への探究心と情熱を忘れず、その無限の可能性に挑戦し続けることで、いつの時代も最先端の包装技術で社会に貢献し、皆様に愛される企業を目指してまいります。
2018年2月
東邦樹脂工業株式会社
代表取締役社長